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今、なぜソルジェニーツィンか
「ソルジェニーツィン」この名前は久しぶりに聞きました。読んだことはありませんが、「収容所群島」なとの著作やノーベル文学賞を受賞し、一時国外に追放されたのは記憶にあります。
ナルイシュキン大統領府長官との会談で、著書である「廃墟のなかのロシア」で、「ロシアが東の友人を得るために日本との領土問題を解決することがロシアの利益になる」と訴えていると紹介した、とありますが、岡田外相があえて引用した意味とその効果はどのようなものなのでしょうか?
外務省発表の文書のソルジェニーツィンの注釈には、「メドヴェージェフ大統領が最近スターリンの政治弾圧を批判する中でソルジェニーツィンの言葉を引用した」との説明がありますが、単に奇をてらったものとも思われませんが・・・
丁々発止の議論になったかどうかは定かではありませんが、原則論でかなり激しいやり取りがあったと報道されています。特に周辺のコメントとしてあった「刺し合うようなやりとり」とはどういうものなのか想像ができません。
会談では、やはり「独創的アプローチ」の具体的な提案はありませんでしたが、「日露行動計画に基づき日露関係が進む一方、領土の帰属の問題について目に見える進展がないことが問題である」「今議論すべきは四島の帰属の問題」等の発言から感じられる、交渉の論点をあいまいにしない岡田外相の姿勢は支持したいと思います。
日露外相会談の結果
12月28日に行われた日露外相会談の結果が、外務省から発表されました。
●日露外相会談(午前10時半から午後1時)
日露関係に関する基本的考え方(領土問題を含む)
岡田大臣:鳩山政権として、政治と経済を車の両輪のように前進させたい旨述べると同時に、両首脳の間で確認されたところにしたがい、領土問題について具体的な前進を図りたい旨述べた。
ラヴロフ外相:ロシア外交にとって日本との外交は優先事項である旨述べ、2003年1月に採択された「日露行動計画」は依然有効であり、同計画に従って日露関係の発展を目指したい旨述べた。
岡田大臣:日露行動計画に基づき日露関係が進む一方、領土の帰属の問題について目に見える進展がないことが問題であることを強調し、両首脳が具体的前進を図れるよう、両外相で努力していく重要性を指摘し、ロシア側に帰属の問題について日本の立場を踏まえる形での対応を求めた。
ラヴロフ外相:領土問題に関し
①人為的に解決を遅らせるつもりはない
②国際法及び第2次世界大戦の結果を踏まえる必要がある
③メドヴェージェフ大統領にもプーチン首相にも、双方に受入可能な解決策を模索する政治的意思がある
④今回の協議で一時期双方に見られた感情的なやり取りに終止符が打たれることを期待する旨述べた。
岡田大臣:日露関係は本来もっと豊かな関係であるべきであるのに、領土問題があるが故に、日露間で本当の信頼関係や交流が深まらないことは惜しい旨述べ、今議論すべきなのは四島の帰属の問題である、メドヴェージェフ大統領、プーチン首相、鳩山総理という顔ぶれが揃っている機会を逃さずに前進を目指すべき、そのために外相同士でしっかりと議論していきたい旨述べた。
●ナルィシュキン大統領府長官との会談(午後1時20分~午後2時)
ナルィシュキン長官:「鳩山政権と手を組んで、鳩山政権の間に日露関係を大きく前進させたい」との鳩山総理へのメッセージがあった。また、同長官から、今年に入って首脳レベルで集中的に対話が行われていること自体、日露関係の重要性・戦略的意味を示している、との発言があった。
岡田大臣:ナルィシュキン長官が先般鳩山総理を表敬した際に、ロシアの世論が厳しいことを指摘したことに関連し、故ソルジェニーツィン氏(注)が著書「廃墟のなかのロシア」の中で、ロシアが東の友人を得るために日本との領土問題を解決することがロシアの利益になると訴えていることを紹介し、参考までに別添資料をナルィシュキン長官に手交した。また、右をメドヴェージェフ大統領にも伝えるよう述べた。
(注)ロシアの愛国者として広く知られる。メドヴェージェフ大統領が最近スターリンの政治弾圧を批判する中で同氏の言葉を引用。 (「廃墟の中のロシア」抜粋)
岡田大臣:両首脳は自分達の世代で領土問題を解決したいという強い思いを有しており、こうした思いを実現するためにしっかりと努力したい旨述べると同時に、交渉を加速するためには両首脳のリーダーシップが必要である旨を指摘した。これに対し、ナルィシュキン長官は、すべての関係者が領土問題の作業を加速しないといけない旨述べた。
大雪の朝
今朝カーテンを開けると、車が雪に埋まっていました。なんでも12月の大雪(35cm以上)は56年ぶりとのこと。しかも湿った雪で、除雪には苦労しそうです。

岡田外務大臣、訪露へ
28日にモスクワで行われる日露外相会談を前に、周辺情報がにわかに賑やかになってきています。
岡田外相が、今月24日に行われたロシアの通信社とのインタビューで、《北方領土問題について「ロシアが問題(の解決)を無期限に延期しようとする姿勢に、日本国民は不信を抱いている」と語った》などのような強硬な発言をし、またロシアのラブロフ外相も《北方領土は不法占拠されている」との答弁書を出したことに、ロシア側が「第二次大戦の結果を書き直す試みは受け入れがたい》と反発したとの報道がありました。
また、今日の毎日新聞インターネット版には、北方領土交渉 ロシアが「独創的アプローチ」具体案 という記事が掲載されていました。
記事の中身は、11月のシンガポールの日露首脳会談で独創的アプローチの具体案が提示されてたというものでした。両国が明らかにしていないのにどうしてわかったのかは判然としませんが、その内容は《歯舞、色丹2島の返還を前提に国後、択捉2島の共同開発などを進める》といういたって非独創的(ちょっと皮肉)なものでした。
このような賑やか状況の中行われる日露外相会談には期待をしています。
それは日露外相の丁々発止のやり取りの中から、両国の外交姿勢や領土問題に対する本音などが見えてきそうだからです。
北方領土の油田
今朝の北海道新聞の「北方領土に油田?」の記事には驚きました。ただし、油田の存在ではなくその論調にですが。
油田が発見されたわけではなく、単なる研究論文、まして40年間の成果?の発表で、どうして「北方領返還交渉に影響」と短絡的な記事になるのでしょうか。
掲載されているコーナーの説明には、月刊「かけはし」(ロシア語で仲良くなりましょうという意味も)というロシア極東と日本、北海道をつなぐ話題を提供するとありますが、それにふさわしい内容かどうか、またなぜこのタイミングなのか、地元の元島民の感情を逆なでしているのではないか心配しています。
ただ、記事ではロシア側の強硬な意見が強調されていますが、その見解には特に目新しいものもありませんので、目くじらを立てることもないとは思いますが・・・。
ところで、油田について日本側の見解はどうなんでしょうね。地下資源については、資源探査衛星もあることですから、その辺の検証記事も読みたいところですね。
COP15での日露首脳会談見送り
11月のシンガポールでのAPECの際に行われた、日露首脳会談で合意されたCOP15での日ロ首脳会談は、見送られることになりました。
領土問題については、27日からロシアを訪れる岡田外務大臣に託されることになりますが、報道によると交渉について「短期間で劇的に進む話ではない」と発言していることから、今後の交渉のスケジュールが決まる程度と思われます。
いずれにしても、いつもの「ついでの首脳会談」はそろそろ止めにして、北方領土解決のためだけの首脳会談をやってもらいたいものです。
医療再生基金の対象地域決定
道保健福祉部から地域医療再生臨時特例交付金について、北網地域及び南檜山地域が対象地域として、交付予定額各25億円の内示があったとの連絡がありました。
今後は、2月下旬から始まる平成22年第1回定例道議会に、地位医療再生のための基金設置の予算案と条例案が提案される予定です。
また地域医療再生計画については、第4定例会でも議論されましたが、交付予定額の計50億円の2割程度を、全道を視野に入れた医療再生のための重点プロジェクトに振り分けられるとのことでしたので、その具体的な内容が示されると思われます。
第4定例会最終日 開会されず
本日1時開会予定の本会議が、自民・公明両党の共同提出の「鳩山総理の親族からの資金供与について説明責任を果たすように求める決議」案をめぐって開会が遅れています。
先ほど会期時間の延長のための本会議が開かれました。現在、各会派の議員総会が開かれていますが、今後再度、議会運営委員会が開かれ、開会時間が決まります。
おおむね5時頃の開会をめざして、調整を進めています。