新着情報

2009年01月29日16時12分

記者会見にて

 2時20分より千島会館にて、記者会見が行われ、私も出席しました。
 会見には、北方四島住民支援物資運搬団の団長、千島歯舞諸島居住者連盟副理事長の鈴木寛和さん、外務省欧州局ロシア支援室室長 川端一郎さんが出席しました。

 記者会見では、出港に至る経緯や交渉現場での様子、今後の対応などの質問が出されました。
 不確定の中で出港した経緯について川端一郎ロシア支援室室長は、ロシア四島住民の支援医薬品等に対する要望が強いこと、12月のロシア大使館からの口上書では、支援品搬入に対して特に異存はないこと、「入出国カード」についての言及がなかったことなどから出港の判断をしたとのことでした。
 ただ、1月23日のロシア外務省の口上書では、「入出国カード」が必要との連絡を受けていたが、現場での交渉の余地はあると考えたとのことでした。
 今後の対応については、過去の日ロ両国の外相による往復書簡において、不都合があったときには協議することが確認されているので、再発防止のために両国の外務省レベルで協議を行うとの考えを示しました。
支援事業については、ロシア側にニーズがある限り推進していくこと、今回の支援物資は、平成21年度の事業として、できるだけ早い時期に届けたいと述べました。
 また別れ際に、ロシア側・国後島の交流窓口であるスモルチコフ・クリール日本センター所長は、「国後、択捉、色丹の島民は、今までの支援に大変感謝している。これらの島では、特に医療品・医療器具を必要としている。次の訪問を、首を長くして待っている。17年間の交流を断絶することはできない。」と述べたとのことでした。
 鈴木寛和さんは、今回の中止は無念というよりは、国境警備局に支援プランが理解されなかったことが残念であり、2月にもサハリンで予定されている首脳会談で、麻生首相はこれらの問題についてメドベージェフ大統領に強く要請していただきたいと語っていました。


左から 川端ロシア支援室長、鈴木千島連盟副会長

 

2009年01月29日15時05分

チャーター船 根室港へ帰る

支援物資を搭載したチャーター船が、午後13時30分根室港に着岸しました。
入管のチェック後、下船した北方四島住民支援物資運搬団の団長、千島歯舞諸島居住者連盟副理事長の鈴木寛和さんは、疲れも見せず、足早に記者会見場に向かいました。

 

 

 

 

2009年01月29日09時51分

ロシア官僚の抵抗か?

  「出入国カード」については、ロシア国境警備局だけではなく、ロシア移民局も今後のビザなし交流でも必要との報道がされました。また、これらの対応についてもロシア外務省は、特に問題視はしていないとの見解です。
  この一連の動きを見ると、昨年11月にペルーのリマで開催されたAPEC首脳会談の際に行われた、麻生首相とメドベージェフ大統領との日ロ首脳会談のやり取りを思い出します。
  この中で、メドベージェフ大統領は「どこの国でも官僚の抵抗はあるが、首脳の善意と政治的思想があれば解決できる」と発言しました。これはある種の予言だったのでしょうか?
  今月24日には、電話会談において、メドベージェフ大統領からサハリン2の液化天然ガス工場の完成式典に招待されたとの報道がありました・
この際、麻生首相が直接ホットラインを通じて首脳レベルでの対話を行い、早急に解決の道を探るべきと考えます。

2009年01月28日22時05分

人道支援物資供与事業の中止に関する知事談話

道庁総務部北方領土対策本部より午後8時に発表された知事談話が送られてきました。
内容は以下の通りです。

  • この事業は、北方四島住民に対する人道的な支援の取り組みとして平成4年から実施されてきた事業であり、従来の手続きのロシア側からの一方的な変更要求による今回の中止という事態は、これまで築き上げてきた元島民と現島民の信頼関係を損なうばかりではなく、北方四島交流、いわゆるビザなし交流や、北方領土墓参、自由訪問などの訪問事業の実施にも影響を与えかねず、誠に遺憾であります。
  • 道としては、今回のような事態が再発することのないように強く望むとともに、今後の北方四島への訪問や北方四島との交流事業に影響が及ぶことのないよう、日露両国政府間における、今後の協議の進展を強く期待します。
2009年01月28日21時45分

人道支援物資の引渡し断念、チャーター船帰港の途へ

今回の人道支援物資供与事業は、「出入国カード」の問題で日ロ双方の主張が平行線をたどり、残念ながら中止となりました。

これを受けて、1月28日午後5時30分に外務報道官談話が発表されました。

内容は以下の通りです。

本年度における北方四島住民に対する人道支援物資の供与の中止について
平成21年1月28日

  • 本年度の北方四島住民に対する人道支援物資供与事業については、1月26日から実施する方向で調整してきましたが、北方四島側との調整が終了しなかったことから、今次訪問に際しては支援物資の供与を中止することとし、28日午後、訪問団は物資を載せたまま根室港に引き返すことになりました。
  • 本件は、ロシア側が、北方四島への人道支援物資を搬入する直前になって、従来の手続に加えて、我が国の法的立場に鑑み受け入れることのできない「出入国カード」の提出を一方的に要求してきたため、支援物資の供与を中止せざるを得なかったものです。日本側としては、支援物資が人道的目的を有することからも、従来の手続にて供与を実施できるよう、強くロシア側に求めていましたが、結果として、北方四島住民に対して支援物資を供与できなかったことを大変遺憾に思います。
  • これを受け、直ちに、日本側からはロシア側に対し遺憾の意を表明するとともに、再発防止の申入れを行いました。その結果、日露両国は、1991年10月14日付けの四島交流に係る日ソ外相間往復書簡の規定に従い、この問題を解決すべく協議を行うこととなりました。
2009年01月28日12時14分

拿捕といえば、根室海域か!?

 ある報道機関では拿捕の一報が入ったとき、すぐに根室の報道関係者に確認の電話が入ったそうです。2006年8月に起きた北方領土海域での拿捕・銃撃事件は、まだ記憶に新しいですが、拿捕=根室海域というのは複雑な感じがします。
 日本海域でのロシアによる漁船拿捕は珍しいことですが、早期の解決を望みます。

2009年01月28日09時05分

支援物資の行方

今回の支援物資に対するロシア側の対応は、理解しがたいものです。
この人道支援物資供与事業については、1998年の両国の申し合わせにより、「領土問題に関する両国の法的立場を害さない」ように身分証明書などによって行われることになっています。
ただ今回の「出入国カードの提出」問題については、ロシア国境警備局が強力に主張しているとの報道が昨年からあったことも事実です。
今回の事態で、今まで信頼関係の上に積み重ねてきた交流が、途切れてしまうことが心配されます。

支援船が根室港を出港したことに対して、当初、外務省は「出入国カードも通関申告書も必要ないとの見通しがついたので出港した」との説明をしていましたが、現時点でも国後島古釜布沖で待機している状況です。

 

支援物資搭載の支援船が根室港を出港したことに対する、外務省の見解は以下の通りです。

  • 本年度の人道支援物資供与事業については、四島側の本件支援に対する強い要望を踏まえ、1月26日からの週に北方四島を訪問する可能性を追及してきた。
  • 他方、現時点に至るまで、依然として四島側からの手続きが整わない状況であるが、四島側の本件物資に対する強い要請と気象条件から、現時点での出向は不可欠と判断し、27日未明、当該支援物資を載せた船舶は、根室港を出港した。
  • 本日午前6時過ぎに訪問団の船は国後島に到着し、現在、入域に必要な手続きを行っていると承知している。現時点(27日午前10時現在)で、四島側の内部調整が完了したとの報告には接していない。残された時間は限られているが、四島側及びロシア側に対し、本件支援物資供与を実施できるよう引き続き働きかけていきたい。
    (1月27日午前11時)
2009年01月21日22時30分

札幌へ医師確保のための要請活動

市立根室病院に医師を派遣していただいている北海道大学医学部、札幌医科大学へ、派遣継続のお願いと現状の説明のために、長谷川根室市長、遠藤根室市議会議長、島谷病院事務長と私の4名で訪問しました。
市立根室病院は、大学からの派遣されていた常勤の医師が、卒後研修制度の変更に伴い相次いで大学への引き上げ、一時は常勤医が3名という極端な医師不足に陥りました。
しかし、長谷川根室市長や病院関係者の努力により、現在は常勤医が14名に回復しました。特に昨年は、麻酔科の竹内昭憲先生が名古屋から、今年になってから、待望の産婦人科には吉田孝先生が岡山からそれぞれ着任されました
産婦人科については、しばらくは婦人科のみで分娩は行わないとのことですが、環境が整えば再開したいとのことです。早期の再開が望まれます。

北大の構内は、昨日の雪でまさに白銀の世界でした。今時期の札幌には珍しく水分の多い雪のため木々にも積もっていました。